「ヒマラヤ聖者の生活探求」という本を読んで

「ヒマラヤ聖者の生活探求」という本を読んで

 だいぶ昔に購入した本なのですが(自分自身相当に悩んでいたころ)、引越をして1年程度経過してだいぶ落ち着いてきたので、引っ張り出して、再度、第1巻から第3巻を読んでみました。

 この本は昭和44(1969)年9月25日に霞が関書房というところから翻訳・出版されています(全5巻,著者:ベアード・T・スポールディング,訳者:仲里誠吉, 原名「The Life and Teaching of Masters in Far East」『極東における大師がたの生活と教え』)
 ※この本には、原著書にはない訳注や解説がなされているようですが、個人的には淡々と著者が体験したことを記載してあるだけで十分な気がしました。

 この本は、著者が見聞きしたことを、そのまま記載したということなのですが(第1巻から第3巻)、おそらく、この本を最初に読んだときに、普通の人が感じるのは、「嘘だろう(あり得ないだろう)」ではないでしょうか。一般的には奇蹟と言われるであろうことが、普通の出来事のように次から次へとこの本の中では書かれているのです。しかも、スーパーマン的な人が1人出てくるのではなく、何人もの人たちが普通に奇蹟を行う姿が描かれているのです。そのような記載を読んでいると「一体人間とは何か」「努力ということは美徳とされているけれども本当なのか」という疑問が生じてくるのは禁じ得ないと思います。もっとも、その後、速やかに「もし、仮に、このような人たちが存在するとしても自分たちとはまったく次元の異なる人たちに違いない」と思い始めると思います。でも、「こんな風に生きられたらいいな」とも思うのではないでしょうか。少なくとも私は、そのような感じを受けました。
 内容の真偽については、読んでいただいた方がご自身で判断していただくほかありませんが、私が特に気に入っている1節は「わたしたちが一切の智慧と一つになり、自分がその智慧の一部分に実際になっていること、この智慧が大原理、即ち、神であることが決定的に分かった時、全宇宙の一切の智慧が、わたしたちとともに働いていることを自覚する。・・・・この宇宙意識から、わたしたちはどのような智慧でも引き出せる。ことさらに勉学しなくても、また推理の過程を経なくても、ひとつの学課から他の学課へ、或は一つの点から別の点へと徐々に移っていかなくても、一切を知悉し得ることをわたしたちは自覚している。学課というものは、こういう思想に誰でも入れるのだという態度を涵養するためだけに必要なのである。そこまでゆくとわたしたちの心は広くなり、どのような考え方でも包容するようになる」という部分(第2巻70頁)です。人生で本当は何を学びたいのか(学ぶべきなのか?)、社会的な「教育」の意義が理解しにくくなっている今日において(社会的な常識が目まぐるしく変化する今日において)、一考すべき事柄だと思うからです。しかし、いずれにしても自分自身の体験が伴わないと、本当の意味で理解したとは言えないのでしょう。

 弁護士をしていて日日感じるのは、法律的にはなんとか解決できたとしても、完全な解決には至っていないのだろうなという思いです。おそらく本当の解決はもっと深いところにあるのだろうなという思いを感じるときがあります。私自身もそうなのですが、問題の渦中にあるときには、それには気づかない。「一応の解決」「一応の結論」が出て、少し時間がたって振り返ってみたときに、本当の問題に気づいたりします。気づかなかったりもすると思いますが・・。
 もっとも、とりあえず、目の前の混乱した状況を少し解決して、その後冷静に振り返る時間を持つことができるなら、それはそれでいいんじゃないかと思っています(元々法律は社会の中で試行錯誤しながら形成されてきた言わば妥協の産物だと思いますし)。自分自身、もっとクリアでいたいという思いはありますが、どうしても濁った感じがあったりします。でも、それでもいいんじゃないか。一歩づつ進もう自分という感じです。

 最後に前記の本に、なんとなく心に響くというか、鼓舞される詩が記載されていたのでそれを引用してこの項を終わりにしたいと思います(前掲書第3巻44頁)。この詩がなんとなく私自身の心に響くのは、誰かにすがるのではなく、何か自分の内側から鼓舞されるような気がするからです。

「 人生の難所に遭着せる時

  全力を尽くしたるに尚

  周りにも 後ろにも道なく

  突き進む外に道なき時

  魂を静めて神を知れ

  さらば闇も嵐も去らん

  神は風を鎮め 神は浪を鎮め給う

  神は汝の魂に語り給う

  『ひたに進め! ひたに進め! ひたに進め! ひたに進め 』と  」

 

 

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