子どもたちと映画を観て思ったこと
先日、子どもたちと、妖怪ウオッチの映画を観に行きました。いつものことですが、敵役の妖怪が出てきて、最後には倒されるというパターンです。自分も子どものころは、怪獣ものとか、仮面ライダーものとか(今もやっているのが驚きですが)、そういえばよく観ていました。そのころは、あまり疑問に思わず、喜んで観ていたような気がします。
ただ、先日、その悪者が倒されるパターンの映画を見ていて、何か違和感を感じました。たぶん、年を取ったのかもしれません。善と悪といっても何を根拠に区別するのだろうかとか、誰でも良い部分もあれば、悪い部分もあるよねとか、良いことだけをしようとするとちょっと息苦しいよねとか(たぶんこれは良いことの基準が本当は良くわからないからだと思うのですが)、いろいろ考えてしまうのです。感動する場面は好きなのですが、でも、誰かを悪者にしなくても感動できるのではないか、それで良いのではないか、などと思ってしまうのです。
もっとも、日常生活では、ときに、腹を立てたり、不安になったり、という感じも生じます(以前よりは少なくなった気はしますが)。そんなとき、この感情は、そもそもどこからやってくるのだろうか、どうしてこのような感情に振り回されるのだろうか、本当は取るに足らないことなのではないか、もっと大きな視点を持ちたいなどと思うのです。